クレジットカードが不正利用された!

みなさま、こんにちわ

いつものように、届いたクレジットカードの明細を見ていたら何か身に覚えのない買い物が載っている・・・「不正利用だ!」

もしこんな事が起こったらどうされますか?
 急いでカード会社に連絡して、警察にも相談して・・・
 
面倒な手続きを色々と経て第三者による不正利用をカード会社に認めてもらう事ができれば、晴れてその部分については支払が免除されたり、引落済みの場合には返金してもらえて一件落着となるのですが・・・

実は今回のお話しは、カードの利用者側ではなく「カードを使用された」お店のほうの話しです

不正利用の場合、カードを利用されたお店側はどうなるのでしょうか?

答えは「お店側の損になる」です

関わらせて頂いている会社さんで実際にあったのですが、最近カード会社から
「カードが不正利用された事が判明したので、その分の代金をカード会社に返金してください」
という通知が突然届きました

ようするに、
“カードが利用されたので、その販売代金を会社に支払いましたが、カードの不正利用だったのでカードの名義人からは徴収できませんでした。したがって徴収できなかった分はカード会社に返してください”
という意味の文書です

通常クレジットカードを利用して買い物すると、お店の側は利用者に対して売掛金を持つ事になります。
そして同時にお店はその売掛金(債権)をカード会社に譲渡して、その債権譲渡の代金をお店はもらって完了、という流れになります
従って、その後で利用者の方からお金が回収できない場合にはカード会社が損を負担する事になりお店側にとれば全く関係ないことになります

しかしこの不正利用など一定の場合については、
「損はお店持ち」
というような内容が、クレジットカード会社と会社との契約書に明記されていて、議論の余地が無い、という事になります

会社側からすれば
「支払時にカード会社の審査がOKを出したから、信用して販売したのに・・・」
本当に、至極もっともな感覚だと思います

ただし契約書にそう書いてある以上、納得は行かないですが会社さんの負担にならざるを得ません

 そうなった以上、あとはせめて税金計算の上で経費として認めてもらえるように頑張るという事になってきます

 なにはともあれ、契約書にはいろんな条項があり、まじめに読むと「?」という内容もあったりしますので、契約締結の際には面倒でも条項は一通り確認していただければと思います

今回もブログをお読みいただき、ありがとうございました!

2016年05月08日