確定申告相談会で相談対応をして来ました

さて今年も確定申告シーズン真っ盛りとなりました。

今週、国税局主催の地元税務署の確定申告相談会に参加して来ました。
私たち税理士は、法律で国から「税に関する業務は税理士しかしてはいけない」という権利を与えられていますが、それに対応する義務として国民の皆様に税に関して貢献するという義務も同時に負っています。

 以前ブログで書かせていただいた、高校生向けの租税教室での講義もそうでしたが、国が主催している確定申告相談会で税務・申告相談対応もその大きな役割の一つです。

 相談会では朝9時半から夕方16時まで、相談会場で対応されている署員の方、アルバイトスタッフの皆様に混じって、申告書完成のお手伝いをさせて頂いています。

 この相談会ですが、この5年前後で大きく変わりました。
 ほんの5年前ごろまでは、来場された納税者の皆様が手書きで申告書を完成するお手伝いをしていました。手引きを見ながら一緒に電卓をたたいて検算などもしていたのですが、今はほとんどの皆様が会場での電子申告をされるため、電卓をたたく割合も1割程度にまで下がっていると思います。
 それでは何のお手伝いをするかというと、来場された納税者の方が持ってこられた資料の整理、質問への対応、住宅ローン控除を受ける方はその明細書の完成、そして必要な内容をヒアリングして所定のフォームに書き込み、電子申告コーナーに行っていただく、という事をしています。
 そしてまれにご自分で申告書を完成して持ってこられた方については、電卓をたたいて検算をしています。
 
 2月16日から正式に確定申告の受付が始まった関係で、今週から本当にたくさんの納税者の方が訪れられ、初日には約800人弱の方がお越しになられた、との事でした。
 私の参加した日も、会場では税務職員の方だけでなく、アルバイトのスタッフの方が納税者の方の対応に沢山頑張っておられ、私たちも出来るだけ多くの納税者の方のお役に立たねば、と身が引き締まる思いで相談対応に当たらせていただきました。

2016年02月21日